育児工房が採用する素材~吊天竺(つりてんじく)
育児工房が素材として『吊天竺』を製品に多く採用している理由をご案内します。
昔から伝わる製法でゆっくり大切に作ります
この写真はカネキチ工業様の了解をいただいて掲載されています
育児工房では多くの製品に「吊天竺(つりてんじく)」という生地を採用しています。吊天竺は100年ほど前、日本にメリヤス編が入って来た時の機械で、天井から吊り下げられた機械がゆっくりゆっくり編み上げて上の方で編まれた生地が自然に下に降りて来て備蓄される方法で編まれています。
(吊天竺を編んでいらっしゃるカネキチ工業様という会社がございますのでよろしければご覧になってください。)
古い昔の方法で編まれているので大量生産はできませんが、現代の高速機械で編まれたものと違い糸の弾力性が損なわれない特徴があります。そのため天竺でもフライス以上に伸縮性があり強く引っ張っても元にもどりやすいという特性を残しています。
また、還元力が他の生地と比べて優れているため洗濯しても型崩れしにくい他、糸も単糸ではなく双糸を使用しておりますので斜行(よじれてくること)もなく安心です。
こだわりの製品に数多く採用されています
この吊天竺という生地はキーワードで検索していただくと大人用のこだわりTシャツなどで出てきます。
現代の高速機に比べ凡そ5倍の時間がかかるほどゆっくり生地を編み上げる吊編み機は生産性の面から昔に比べその数は減りましたが、現在でも着心地や風合いのよさからこだわりのTシャツなどで採用されています。
1シーズンで着られなくなる子供服をはじめ特に成長の早い赤ちゃんの肌着に吊天竺が採用されることはほとんどありませんでした。しかし、育児工房では吊天竺の持つ特徴が赤ちゃんの発育に大切なサポートができると考え、あえて多くの製品に採用しております。
「高い伸縮性と還元力」
赤ちゃんにとっては手足を動かすことは発育への刺激の面から重要だと考えますが、伸縮性に乏しい素材では体にフィットしたデザインでは自由に手足を動かしにくく、成長を阻害することにもなりかねません。一方で大き目の服を着せることは赤ちゃんにとって不快であるだけでなく、かわいらしさが引き出しにくいという問題があります。
伸縮性に富んだ吊天竺を採用することで、成長の早い赤ちゃんでも、そのかわいらしさを最大限に引き出す『ジャストサイズ』のデザインが可能になりました。
「たっぷり含んだ空気」
吊天竺で編まれた生地は糸の弾力性が失われず、円く筒状になった綿の組織がつぶされないので中に空気がたっぷり入っています。
空気を多く含むことで「夏涼しく、冬暖かい」という肌の温度調節機能を果たすだけでなく、肌触りもやさしく(空気ですので・・・)、さらに他の素材を使用する場合に比べて軽くなるのではないかと考えられます。
見えないけどすごい『空気の力』
昔の人は「厚い服一枚より薄い服二枚の方が暖かいよ」と言っていました。
育児工房が採用する吊天竺という素材は、通常の天竺に比べて糸と糸の間の空間が大きく、そこに空気が多く入ります。また、その空気が特に密封されているわけではありませんので、外にある空気と熱を交換したり余分な
湿気を放出したりしやすいのではないかという可能性があります。
最新の機械では糸も編み上げた後の生地もテンションをかけてグッと引っ張って編み上げるため、生地が伸びにくく空気の含まれている割合が少なく、同じ「天竺」という名前が付いていても別の素材といった方がいいほどの違いが出てきます。
育児工房がお届けする『吊天竺』の肌着をぜひ大切な赤ちゃんに届けてあげて下さい。



