Fabric of Ikuji-Kobo
育児工房の製品に採用する日本の伝統素材
吊天竺(つりてんじく)
和歌山県の限られた工場でしか稼働していない古い方式の吊編み機で生産する天竺素材です。機械が日本に入ってきたのは大正時代ともいわれています。かつては全国各地で使われていましたが、革新型織機の登場で切り替える工場が相次ぐ中、一部の職人さんたちが、吊編み機でしか生まれないやさしい仕上がりを大切に生産を続けています。
育児工房の吊天竺はオーガニックコットンを原料に、赤ちゃんのウェアに合うよう糸の量や軽さを工夫した独自仕様で、吊天竺の持つ柔らかい伸縮性とオーガニックのやさしい肌触りが特徴です。

和歌山市
吊天竺生産工場

愛知県半田市
ガーゼ生産工場
知多木綿ガーゼ
愛知県の知多半島は綿織物の一大産地として栄えた歴史があり、現在も国内生産としては安く品質のいい製品を国内をはじめ海外にも届けています。育児工房では地域内の織物工場でオーガニックコットンを原料としたベビー用のガーゼを生産し、様々な製品に採用しています。
育児工房の別注使用のガーゼは糸の本数や織るときのテンションのかけ方を工夫することでタッチが軽く赤ちゃんい使いやすいガーゼを確保し、ガーゼ反物・ガーゼケット・ハンカチ・沐浴布などの製品に加工してお届けしています。
また、この知多木綿ガーゼは地域に残る和晒しで加工することで、使って「きもちいい。」素材に仕上げています。
60スーピマ接結(せっけつ)
2枚の生地を一枚に重ねた接結(せっけつ)は昔からある伝統素材です。2枚の生地の間にできる空気の層が体温を守り、薄くても暖かい素材として知られています。しかし、この接結は構造上生地が肉厚になることから秋冬用の素材として使われてきました。
育児工房では代表的な高級綿の1つであるスーピマコットンで作る60番手の糸を採用することで、接結の特徴である軽くて柔らかい着心地を残しながら薄てく軽いウェアを実現しました。また、スーピマコットンの特徴である滑らかな肌触りは「赤ちゃんの肌のよう」とも言われています。

ツーウェイドレス

ガーゼケット
三河木綿五重織ガーゼ
愛知県の東三河地域で生産されるジャカード織の技術を使い、2色の糸を切り替えてオリジナルイラストを織り上げました。
かわいらしいイラストとたっぷりの肉厚感が特徴で、ガーゼケットの他スリーパー・ベスト・スタイ・ハンカチなどに加工されています。
揃いの素材のアイテムを組み合わせてギフトにも人気です。